2017年7月10日月曜日

またメリー喜多川が睨みを利かせはじめたジャニーズ喜劇



「メリー喜多川」「激怒」「肉」「山下達郎」「週刊女性」、これらの言葉がなにかの判じもののようにアタマのなかをグルグル巡りはじめてはや1週間である。



「この、ハゲーーーーーー!!」の豊田真由子(42)や「『週刊文春』は私を裏切ったんです!!」の松居一代(60)や「誤解を招きかねない」稲田朋美(58)、ついでに「こんな人たちに」負けてしまった安倍晋三(62)もいて、ときどきは忘れながらもしつこくアタマのなかをグールグル(by吉幾三)、だったのである。



なにしろ「バイアグラ100mg(ミリグラム)男・船越英一郎」がいつのまにか「バイアグラ100ml(ミリリットル)男・船越英一郎」になってしまっているのはなぜか? と気を揉んでしまう小さな男なのである。バイアグラを100ml(ミリリットル)も飲んだら命も絶つ、ってか。ノイローゼになりそう、とはこういうことなのか? と少しデリケートな気分も奢ってみたりした。



原因は『週刊女性PRIME』(2017年7月4日配信)のこの記事である。

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【メリー喜多川副社長(90)が女性誌に大激怒! ステーキ肉を食べて超元気に】


《 「6月9日、山下達郎さんのコンサートにお嬢さんとお孫さんと連れだって来ていました。足取りもしっかりしていて、とても元気そうでしたよ」(コンサートに来ていた女性客)

一連のSMAP騒動で注目を浴びるようになった、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長は、昨年末に卒寿(90歳)を迎えた。

「つい最近、マスコミの間でジャニー喜多川社長の“死亡説”が流れましたが、本人がJr.の舞台で姿を現し、“死にませんよ。絶対に”とネタにしていました。メリー氏も一時は芸能界やマスコミで病気説や入院説が出たりして、副社長を引退するという話までささやかれました」(スポーツ紙記者)

しかし、そんな心配はまったく必要ないようだ。

「先日、女性誌に“香取が中居に事務所残留を決意させた”という記事が掲載されましたが、事実無根だと激怒していたとか。最近でも自ら仕事の指示を出しているようです」(芸能プロ関係者)

“引退説”を一蹴し、健在ぶりがうかがえる話だが、彼女の“元気”を支えているのが肉料理だという。

「昔からステーキをよく食べていましたね。少し前にレストランで居合わせたことがあるのですが、けっこう大きめのステーキを、連れの人たちと談笑しながら時間をかけてゆっくりと食べていました。お酒もワインをかなり飲んでいましたよ」(前出・芸能プロ関係者)

メリー氏が元気なのは喜ばしいことだが、それとは裏腹に本体のジャニーズ事務所では混乱が続いているという。

その一端を示しているのが香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の独立が発表された6月18日の2日前に、大手転職サイトに上がったマネージャー求人情報だ。

「件の女性マネージャー、Iさんが退社したあと、彼女を追いかけるように辞めた人もいましたし、今年に入ってからはベテランの社員や敏腕マネージャーなど、辞める人が後を絶ちません。ただでさえタレントが多いのでマネージャー不足は否めません」(前出・スポーツ紙記者)

とはいえ、芸能事務所が転職サイトでマネージャーを募集するのは異例のこと。

「これまでジャニーズ事務所が転職サイトで求人募集したという話は聞いたことがありません。それが情報公開に踏み切ったということは、よほど切羽詰まった状況なのでしょう。混乱というより危機的状況だと言えますね」(前出・芸能プロ関係者)

3人の退社という形で“SMAP騒動”も一応の決着を見ることになったが、さまざまな影響がこれからも出てきそうで収まりそうにない。》

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ねえ、いったいこれどゆう意味?



あ、「バイアグラ100mg(ミリグラム)」が「バイアグラ100ml(ミリリットル)」に変わったのは、松居一代が7月6日にTwitterに上げた画像が原因であった。携えたフリップに「バイアグラ100ml 船越英一郎と松居は戦うぞ!!」と手書きされていたのである。松居一代、頑張れ〜。



メリー喜多川の記事についてである。いってしまえばメリー喜多川が姿を見せた、よく肉を食っているというだけのお話である。それで記事になるなら雪男クラスである。なにか含みがあるのに違いない。とりあえず考えられるのは、といえどもこれくらいしかない。



1)まだ健在!! アピール

2)なにかから目を逸らさせるための陽動作戦

3)バーター記事



1)は、もっともありそうな推測である。メリー喜多川は去年の夏、SMAPを解散に追い込んだ悪役とされて娘の藤島ジュリー景子とともに一時ハワイに逃亡し、以来プッツリと消息を絶っていたのである。90歳の高齢であるからとうぜん健康不安説も囁かれていた。



また、記事にもあるような有力スタッフの離反に加え所属タレントの相次ぐゴシップなど事務所内部の弛みが激しく、外部的にも以前のようなプレッシャーが効かなくなってきた不穏な状況もある。さらにSMAPなきあとの頼みの綱ともいえる「嵐」の人気がいまいちパッとしない、若手が育っていない、など本業の停滞も露わになってきた。先日発表された「嵐」のドームツアーにしても、今回はこれまで通りにはいかないはずである。



そんなこんなで、ここらへんで一発メリー喜多川健在!! をアピールして求心力を高め、威光を示しておきたいとは、とうぜん考えるであろうと思う。



2)の「なにかから目を逸らさせるための陽動作戦」である。「なにか」とはなにか? である。すぐアタマに浮かぶのは弟・ジャニー喜多川のXデー近し、であろう。経営面でのイニシアティブはすっかりメリー喜多川が握っているけれども、ジャニー喜多川のいないジャニーズ事務所はご老公の姿のない水戸黄門みたいなものだ。武田鉄矢ならむしろいないほうがマシだが。



で、背景にあったのが 1)にしろ2)にしろ、これを『女性セブン』あたりが書くというのであればわかるのである。しかしこの記事はジャニーズ事務所とは犬猿の仲といわれている『女性自身』が書いているのである。ネット版『週刊女性PRIME』のキャッチフレーズは「YOUのココロ刺激する[シュージョプライム]」である。あてこすりが激しすぎざます。



おお、そういえばみなさんもうご存じであろうか? ネットに写真はご法度なのがジャニーズ事務所の掟なのであるけれども、ここのところ『女性自身』配信のニュースでは、切り抜き網かけのシルエットやあたりさわりのない風景・風物写真の代わりに羊のクローズアップ写真が使われているのである。木村拓哉関連のニュースでも角写真の中身はメリーさんの羊(by中居正広)、である。シドイ。



今回ご紹介している記事では、一瞬、アンパンマンに出てくる「クリームパンダ」みたいなメリー喜多川のスナップ写真が使われていたようなのであるけれども、すでに羊のクローズアップ写真に差し替えられている。



おかげで『週刊女性PRIME』の当該ページでは上3分の1ほどが毛むくじゃらの、しかもあまりキレイではない羊のクローズアップなのである。暑苦しいことこのうえない。おおっと、わかった。



3)の「バーター記事」、これが案外正解なのである。と、私は思う。いま気がついたのであるけれども、メリー喜多川が激怒した「香取が中居に事務所残留を決意させた」という記事を書いたのはなにを隠そう『女性自身』だったのである。ああスッキリ!! スッキリドカン(165g)!! だわよ。



するとこの記事で“芸能プロ関係者”が語ったことになっている以下のセリフがまたそうとうなあてこすりである。



「先日、女性誌に“香取が中居に事務所残留を決意させた”という記事が掲載されましたが、事実無根だと激怒していたとか。最近でも自ら仕事の指示を出しているようです」



「最近でも自ら仕事の指示を出しているようです」とはつまり、メリー喜多川が自分で直接編集部あてに電話してきたわよ!! ということなのである。なんといっても「YOUのココロ刺激する[シュージョプライム]」のイヤラシー『週刊女性』なのである。



ああ、ああ、わかったわかった、ババアが怒ってたって書いてやるからよん・よん・よんよんよん(by BABYMETAL)という雰囲気が手に取るように伝わってくる。ついでに悪役がカムバックしたとアピールもしてやるぞ、と瞬間ではあったけれども写真も載っけてみた、のであろう。



メリー喜多川、卒寿にして可愛がられるおばあちゃん、いいかたを替えればみんなのオモチャになったのである。めでたしめでたし。

なぜ“香取が中居に事務所残留を決意させた”でメリー喜多川が激怒したのかは、また今度。せっかくのいい気分に水を差されたくないでしょ。(了)





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