奇妙なことが起こっている。松居一代(60)が「サスペンスより 恐ろしく 怖い怖い真実」を知ってしまったきっかけとなった「メッセージ」が聞こえたのは、4月22日の早朝である。本人がブログにそう書いている。
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泰葉(56)が突如として元夫・春風亭小朝による性的暴行、虐待をブログで告発しはじめたのは4月24日であった。その前日、2017年4月23日には「告発前の心」と題された予告がアップされている。わずか1日違いでよく似た雰囲気のお騒がせが動きはじめているのである。
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シンクロニシティ?
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ここからはいろいろな推測の道筋が考えられる。もっとも簡単なのは「偶然」で片付けてしまうことである。しかし偶然にしては相照らすファクトが多すぎるのである。たとえば結婚相手への深い失望とか。
※ 松居一代は6月25日付のブログで還暦の誕生日は1人きりであったと報告し、「愛して止まなかった 注意…過去形です 主人が」と記している。
※ 松居一代の4月22日から6月26日までの行動については、6月27日付の松居一代のオフィシャルブログ、あるいは昨日(6月28日)付の当ブログをご参照いただきたい。
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私はこう思う。泰葉と松居一代のブログを用いての逸脱と暴走は、ネットを介して拡がる新しい病なのである。
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ネットで伝染するといわれている病にはすでにモルゲロンズ病というものがある。2015年4月にシンガー・ソングライターのジョニ・ミッチェル(73)がこの病のために意識不明になって病院に搬送されたり、一時ライム病を患っていたアヴリル・ラヴィーン(32)も感染が噂されたりしていた。
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モルゲロンズ病の症状は病斑と痒みが出て、そこを掻くとナノファイバーのような色とりどりの繊維が出てくる、というものである。それ以上の症状の進展はみられないようなので、〈慢性の痒み障害+色とりどりの繊維生成〉の奇病なのである。
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医学的にはモルゲロンズ病は「ネットで感染する集団妄想」と片付けられている。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が2012年にまとめた調査報告でも「心身症」という結論が出されている(「ギズモード・ジャパン」2015年4月12日配信【「ネットで広まる奇病」モルゲロンズ病】)。
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しかしモルゲロンズ病の存在を信じている人たちはまだ世界中に大勢いて、支援する会やフォーラムでは妄想ではない証拠として皮膚から出てきた繊維の写真・動画などが投稿されている。たしかに、理由がわからぬままいつもいつも痒いのは辛いことである。
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このモルゲロンズ病にならって、泰葉と松居一代の現状を仮に「新モルゲロンズ病」としておく。「泰松病」よりはマシであろう。「新モルゲロンズ病」の、現在わかっている症状は以下の通りである。
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◆ ブログやSNSでのスキャンダラスな発言によって世間の耳目を集める
◆ 発言には具体的な場所・時間・人物や推定の根拠などが伏せられていることが多い
◆ 発言は特異なほどの自尊心の高さを感じさせる
◆ 発言の更新ごとに激しく気分が変化する
◆ 読者に対して強く依存する傾向がある
◆ 愛情に裏切られた経験をもつ
◆ 過去に与えられた(と思っている)危害や誹謗中傷に対して報復を企てる
※ 泰葉が春風亭小朝(62)と離婚したのは10年前の2007年である
※ 松居一代は6月28日付のブログに、1年4ヵ月前、あるテレビ番組で、過去に俳優の火野正平(68)と松居一代が一緒にモーテルから出てくるところが目撃されているとされ、このとき「モーテルで、鍋でも売ってたんでしょう」と発言した司会者に対して「法的手続きを起こしました」と書いている。
※ その司会者とは『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)での上沼恵美子(62)である(「Techinsight」2017年6月28日配信【松居一代と上沼恵美子が対立勃発? キーワードは火野正平、モーテル、鍋】)。また松居一代は17年間も会っていないその人物(上沼恵美子)に自分がなにごとか相談をしたとウソをつかれた、というようなことも語っている。
◆ 読者をひきつけておくために話題を継続させる。または決着のつかない話題を選ぶ
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いまのところ私が確認している「新モルゲロンズ病」の罹患者は泰葉と松居一代のわずか2人しかいない。しかしこの2人は幸島の「百匹目の猿」への第一歩であるかもしれないのである。
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「百匹目の猿」の物語自体は、いまではすでにライアル・ワトソン(享年69)の創作であると明らかにされているけれども、イモを洗う猿の出現とイモ洗い習性の伝播について、たとえばそれが幸島の百匹までに拡がったときに海を隔ててまったく交流のない高崎山の猿の群れでもいっせいに見られるようになった、というお話はたいへん魅力的である。
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お笑い芸人・ANZEN漫才のみやぞん(32)は、まったく習ったことも、ほとんど練習したことさえないピアノを器用に弾く。しかもメロディが耳に入ればすぐにその場でコードを付けて弾ける。
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またみやぞんの身体能力も驚くべきものであり、野球の遠投では90m、ボクシングのパンチ力測定では213kgを記録し、スペインでは闘牛の牛を跳び越える離れわざまで披露している。
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6月27日放送の『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日)でそんなみやぞんの脳や身体能力を科学的に調査した結果、聴覚能力、空間認知能力にとくにすぐれていることが立証され、さらに脳をMRI分析すると空間認知能力と反射能力を司る部位がよく発達していることがわかった。
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実際にみやぞんは後ろ歩きで8の字を完成させたり、卓球の高速スマッシュを90%の確率で避けたり、どんな犬であれ一度見れば地面から背中までの高さをすぐに答えられたりもする。なんだかムダにスゴい。
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しかしこれ、いわゆる脳のリミッターを外した状態に近いのではないのかと思うのである。身体を動かす司令塔である脳に失敗によって記憶される怖れやイヤな思いなど、つまりリミッターがないから萎縮せず、常人離れしたことができてしまう。オトナなら絶望するような高所から転落した赤ん坊が奇跡的に助かるというのもそれであろう。
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で、もう一歩。そんなふうにピアノを弾くみやぞんをテレビで見た子どもたちのなかから、同じ能力を発揮する子どもが、これからはたぶん次々に出現してくるであろうと思うのである。
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「新モルゲロンズ病」もそのようにして一気に拡がるのである。我々はネットやSNSでつながったライアル・ワトソンの猿なのである。そして我々はあることないことをてんでに発信しながらみずから混乱し、ウソとホントの境目を見失い、やがて破滅していくのである。
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第2・第3のみやぞんや泰葉、松居一代が現れないか、注意深く見守っていただきたい。そしてもし泰葉や松居一代の跡をいく者を発見したら、パンデミックはもう目前である。2度とネットやSNSを利用しないようにしよう。文通をしよう。飛脚便でもいい。それがあなたの脳を「新モルゲロンズ病」から守る唯一の手段なのである。
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おっとこうしてはいられぬ。まずはずいぶんイヤな思いをさせられた小学校高学年のときのえこひいき担任に報復をせねばならぬ。私を無視した美也子ちゃんにも。もちろん法的手続きも視野に入れて。
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いつも読んでいただいているみなさまには心から感謝してもしてもしたりない。みなさまの応援がかけがえのない私のエナジー(by藤原紀香)。これからもぜひ応援をよろしくね。by3匹目の猿。(了)
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