2017年6月16日金曜日
みーんな9月でジャニーズを辞めるのさ。まだ一部秘密だけど
木村拓哉(44)を除く元SMAP4人の去就について、ようやくひとつの動きが出てきた。稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)の3人が9月の契約満了をもって退所する意思を事務所に伝えたというのである。まずはさまざまに報じられているなかから現在の状況を簡潔にまとめている記事をひとつご紹介しておこう。
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【中居正広はどうする? 香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎が退社を決意!】
《今年9月の契約満了以降のジャニーズ事務所からの独立問題が注目されている元SMAPのメンバーだが、すでに香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎が退社する意向を伝えたことを、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。
同誌によると、香取ら3人は今月5日、それぞれ事務所本社を訪れ、9月末で退社する旨を伝えたという。もともと、ジャニーズは契約満了の3か月前までに契約延長か否かの意思を伝える契約システム。そのため、6月末の動向が注目されていたが、3人は早々と“団結”して独立の意向を事務所に伝えたようだ。
「3人の“受け皿”となるのは元SMAPの女性チーフマネージャーが設立した新会社以外にあり得ない。その会社には元ジャニーズのスタッフも転職し、着々と3人が始動する体制が整えられ始めているが、バックアップを期待していた芸能界の大物が『引き抜きはよくない』と手を引いてしまったと言われているだけに、一抹の不安を抱えているようだ」(芸能プロ関係者)
そんな中、気になるのが、以前から独立が濃厚と言われていた中居正広の動向。
独立から一転、総合的に判断して残留の意向に傾きかけているとの情報も浮上しているが、ジャニーズは中居に対し、6月末までの回答期限を撤回。「(契約満了となる)9月までに答えを出せばいい」と猶予を与えているとか。ジャニーズとしては、あくまでも中居の残留を期待しての“優遇措置”のようだ。
「SMAPのファンクラブを解散したことで、会員約100万人分の年会費約40億円がパーになったと言われている。本来ならば、すみやかに元メンバー5人のファンクラブを設立して、少しでも“損失”を穴埋めすべきだが、独立問題があるので設立することができない。木村拓哉は今やイメージダウンが激しく、ファンクラブもそこまで人数が集まらないのでは。となると、頼みの綱は中居」(芸能記者)
回答期限のカウントダウンが進むにつれ、中居の心は揺れ動きそうだ。》
(※「リアルライブ」2017年06月14日配信)
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うむ。しかし「中居の心は揺れ動きそうだ。」などといっても中居正広も事務所を出るのに決まっているではないか。残留などすれば一昨年のSMAP解散・独立騒動からこれまでの経緯はいったいなんだったのか? ということになってしまう。そしてその先には木村拓哉と同じ裏切り者の道、どこまでも続く深いぬかるみの轍が待っているのである。中居拓哉。
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いやこれはたいへんシリアスなお話なのである。ジャニーズ事務所に残るということになればSMAPのファンたちは激しい怒りと失望によってそれに応える。もちろん一般視聴者も不信感にかられる。そうなればスポンサーも一気に離れる。
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中居正広の芸能生命が実質そこで終わってしまうであろうというくらいの厳しく明らかな見通しが立っているのである。心が揺れ動く余裕などまったくない。それをマスコミはいったいなにをいつまでブツブツブツブツいっているのであろう? 読者を稼げるからか。そうか。
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中居正広の去就については6月4日付のエントリーでも書いているので、もしご興味があればそちらもぜひご覧いただきたい。
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マスコミについていえばひとつのポイントは、そうした中居正広あるいはSMAPのファンの反応についてほとんどまったく報道していないことである。解散・独立騒動のときには悲鳴のような声が連日届けられていたのにもかかわらず。
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ファンは4人全員が行動をともにすることを望んでいる。ファンの声はとうぜん中居正広の退所を後押しする。しかしだからといって中居正広を慰留したいジャニーズ事務所がこんなに広範に、あらゆる雑誌・新聞・ニュースサイトにプレッシャーをかけられるとも思えない。
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あまり騒ぎになると困るので煽り立てないでくださいよー、とかなんとかいくつか声をかけるくらいが関の山である。ではなぜファンの声は消えたのか? 取材の糸口であったSMAPファンクラブがなくなったからか。そうか。
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もとい、いまわかっていることは稲垣吾郎(43)、草彅剛(43)、香取慎吾(40)の3人が9月の契約満了をもって退所する意思を事務所に伝えた、というこれだけである。
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その他の枝葉末節、たとえば4人のうちの誰それがこんなことをいっていた、とか、中居正広の仕事がどうとかいうような細かな情報についてはかなり疑わしいものも多いので今回は取り扱わない。
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で、中居正広の去就についていまだなんの具体的な情報ももたらされていないのはなぜなのか? が今回のテーマである。もうさー、わかってんだからさー、なぜ黙ってんだよー、である。
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3人が事務所に退所の意思を伝えた6月5日という日にちに注目する。これはSMAPがCDデビューを果たしたのは9月9日(1991年)であり、その3ヵ月前までにはっきりさせておきたいという気持からであると『週刊女性』(2017年6月27日号)が指摘している。おそらくそうなのであろうと思う。
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日にちにこだわりをもって臨んだのであればとうぜんそうした話は中居正広のところにもいく。中居正広が残留を決めてほかの3人に伝えているのならば別だけれども、中居正広の残留は100%あり得ない。
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つまり中居正広もできればほかの3人と一緒に6月5日に結着をつけたいと思っていたけれども、現実にそうなっていないのには理由がある。もちろんほかの3人も納得するヤツ。
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いちばんわかりやすくて大きいのは、現在出演中のテレビ番組やCMへの影響である。いま退所を発表すれば、それらは9月までには終了しますよと公言しているようなものである。視聴率にも影響するし、もちろんスポンサーもそんなことをいわれては困る。中居クン氷結とかなんとかいってるけど9月までらしいよ、ではお話にならない。
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次には中居正広の退所したあとの仕事はあくまでも退所してからがスタート、ということがある。新しい仕事のための営業も挨拶回りもすべて退所してから。ジャニーズ事務所に籍を置きながら新しい事務所が売り込みに歩いているなどとはまったく信義に反する。
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しかも事務所在籍中に退所が明らかになれば先を見越してさまざまなオファーが殺到することが予想される。で、その混乱を避けるために公表をギリギリまで遅らせる、ということである。今後は競い合う関係になるジャニーズ事務所にとってもここは譲れない。
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そしてこれで最後になるけれども、ジャニーズ事務所が中居正広の退所通知の受け取りを保留している可能性もある。前掲『リアルライブ』の記事にある「ジャニーズは中居に対し、6月末までの回答期限を撤回。『(契約満了となる)9月までに答えを出せばいい』と猶予を与えているとか。」である。中居正広の翻意を期待しているのである。であるから中居正広にも口止めがされている。
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まあ、だいたいこんなところでは、と思う。いかがなもんでござんしょ(by石倉三郎)。そして改めて考えてみれば、芸能マスコミも、芸能マスコミならとっくにわかっているはずのこれら諸事情を無視するわけにはいかず、退所する意向であるなどとはとうていそう簡単には書けないということなのであろう。
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しかしだからといって、ダラダラダラダラとどーする中居正広? 中居正広どーする? さあどーする? と9月まで繰り返すのであろうか? 繰り返すのであろう。(了)
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