2017年5月31日水曜日

顎がどんどん伸びてる宮脇咲良が示す人類の未来



5.22マンチェスター・アリーナ自爆テロ被害者救済のためのチャリティ・コンサートの開催が決まった。



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【アリアナ6・4に慈善公演 J・ビーバーら出演予定】


英中部マンチェスターの自爆テロ現場となったコンサート会場で公演をしていた米歌手アリアナ・グランデが、被害者のための慈善公演を6月4日にマンチェスターで行うことが分かった。AP通信などが30日伝えた。

慈善公演にはカナダ出身の人気歌手ジャスティン・ビーバーら世界的スターも出演する予定。場所はマンチェスター南西郊外のクリケット場で5万人収容。BBC放送で中継されるという。

テロはグランデのコンサートの終了直後に発生。ファンの若者ら22人が死亡、多数が負傷した。グランデは犠牲者や遺族らの支援のため、コンサートを開く意向を示していた。(共同)

 (※「日刊スポーツ」2017年5月31日配信)

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速い。6月4日が日本時間だとすると今度の日曜日ではないか。BBCの中継まで取り付けて。たぶん徹夜続きで深海魚みたいな目になっているヤツが相当数いるに違いない。



発表からわずか5日後に北西イングランドのマンチェスターに5万人が集結する。その全体運営とセキュリティの確保がどんなふうに行われていくのか、とても興味深い。



なんといっても5万人といえば長渕剛の富士山麓オールナイトライブの半分なのである。自称。アリアナ・グランデおよびスタッフのみなさん、もうひと頑張りふた頑張り、ぜひ成功させていただきたい。



で、しかしおそらく当日は反ISが声高かつ盛大に叫ばれるのであろうけれども、少なくとも5万人の憎悪を煽り立てるばかりのコンサートにはしてほしくないと願う。



もちろんテロや捕虜の処刑など絶対に許すことのできない間違った行いである。しかしISにはISなりの都合、事情があることも忘れてはいけない。人間まともに食べられていれば集団で殺す殺されるの状況には到らないと思うのだ。



こういうことを書くとたぶん少しイヤな気分になられる方がいらっしゃるであろう。あんなヤツらを忖度する必要はない。しかしそれは私たちの社会で生きているからのバイアスかもしれないのである。ISを非人間的で残虐きわまりないバケモノ、あるいは変質者としてしか見ない視点からはまた新しい残酷が生み出されるだけである。もちろんISのやり方など絶対に認めないけれども。



少しイヤなことついでにもうひとつ。これも『日刊スポーツ』、2017年5月30日配信からである。



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【有村架純の姉、藍里「自分を醜いとは思わんの?」】


《女優有村架純(24)の姉で、旧芸名「新井ゆうこ」から改名したグラビアアイドルの有村藍里(26)が、中傷や暴言をSNSで発信するユーザーに対し「自分を醜いとは思わんの?」と嫌悪感をあらわにした。

藍里は、架純の姉だと公表した15年の夏頃からメディア露出が増えはじめたが、同時にネット上では「売名行為」だと批判する声や、容姿が妹とあまり似ていないと揶揄する書き込みも少なからず見受けられるようになった。

それでも今月26日に発売された写真集「i」(講談社)でヌードを初披露したほか、同日放送のテレビ朝日系「金曜☆ロンドンハーツ」の水泳企画では水着姿でM字開脚を披露するなど体を張り、妹とは違った魅力でファンを獲得している藍里。ネット上の心無い書き込みに対して「自信ない、共感されたい、承認欲求を満たしたい等の理由でSNSで他人に対する容姿等の中傷を全世界にわざわざ発信する人は、普段何食わぬ顔して生きてるの?実際会っても同じ事を相手に言うの?ぶす!きも!って発信してる自分を醜いとは思わんの?」と問い掛けた。》

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なんだか尻切れだけれどもこれが記事の全文である。しかもこの「〜自分を醜いとは思わんの?」という発言がいつどこでどんなふうになされたものかも記されてない。ひどく愛のない、ぞんざいな扱いである。



わかった。5月30日0時28分の有村藍里のTweetである。で、「〜自分を醜いとは思わんの?」のあとにまだ「私も承認欲求の塊だからこういうことを発信しちゃう。」という一文が続いて終わる。『日刊スポーツ』、ここをカットするとは少し意地が悪い。Tweetの文章をまとめてみよう。



「自信ない、共感されたい、承認欲求を満たしたい等の理由でSNSで他人に対する容姿等の中傷を全世界にわざわざ発信する人は、普段何食わぬ顔して生きてるの?実際会っても同じ事を相手に言うの?ぶす!きも!って発信してる自分を醜いとは思わんの?私も承認欲求の塊だからこういうことを発信しちゃう。」



これがTweetの全文になる。悪口をいわれ激昂して書いたもののほどなく少し冷静に戻ってわが身を振り返っているの図、である。実に健康的である。ネットに散見されるネチネチと陰湿な攻撃とは無縁で、いってみればしごく純粋、素朴である。



「醜いとは思わんの?」もたとえば「恥ずかしいとは思わんの?」と同じように、しっかりとした価値感、倫理観が身に備わっていなければ出てこない言葉でもある。



いやいや「新井ゆうこ」からの改名の件といいテレビに出れば妹トークばかりの件といい、私も有村藍里はあざといと思うところはある。事務所の方針かもしれない。おそらくこの姉妹の芸能生命はそう長くはないので稼げるときに姉妹でせいぜい稼いでおけばいいのだ。



ともあれ私はこの健康な怒りを好ましいと感じたのである。26歳にしては子どもっぽいけれどもうわべを取り繕うことが先にくる最近のネット上のものいいにはなかった鮮やかさがある。自分に正直に、とかなんとかそんなこと考えるまでもない。人の目なんか気にしていられない。よしよし。



まあたぶん『日刊スポーツ』の担当者はそうは思わず、あいかわらずイヤな女だくらいに考えていたのであろう。みなさんもそうかもしれない。おおっと、有村藍里のTwitterに図星のリプライがきていた。



《嫌な時代だよね。容易に中傷が届いてしまうし、ちょっとでも荒立てると「こんなこと言ってる!」って切り抜かれてネタにされて叩かれてしまうし。 あいりやん、言葉選んでると思うけど、気を付けて。悪意を持ってそういうのを取り上げて記事書いてる記者って間違いなくいるから。》



たいへんもうしわけない。ただいまは深堀りしていく体力がないのでベターッと横に広げていこう。有村姉妹から叶姉妹。近ごろ叶姉妹のブログを読むといい香りがしてくる、という冗談が流布されているらしい。



《「いつものように叶姉妹関連のツイートをやコメントを検索しておりましたら『叶姉妹のブログは心の癒しになってます』『叶姉妹のブログは読んでいると凄くいい香りがしてくる…』『叶姉妹のブログみてるだけですごいいい匂いがしてくる4DXブログだよ』と、いうようなものがたくさんありましたよ」—〈略〉—》

(※「叶姉妹オフィシャルブログ」2017年5月30日)
エントリータイトル:
【絵画のようにお花のように、私達の「おっぱい」を鑑賞くださいませ】



こちらのブログもなかなかのことになっていたのである。まあだいたいのページにおっぱいの付け根の写真が載っている。この徹底した、しかもわかりやすいプロ意識はIKKO(50)とさえ肩を並べる。しかしいい香りはしてこない。画面上の圧倒的なボリュームの肌色とピンクがそういう印象を与えるのである。あとは以下のごとき文章。



《 甘いキャンディのような
美香さんの輝くオーラで
マーベラスでセクシーな
スーパー美脚で
キャンディサンダルを履くと
甘すぎてたいへん…
トロけてしまうから…。》



うーん。なんだか私としては一緒のエレベーターには乗りたくない感じになってくる。いろんな意味でクサい。



ああ、そうそう。最近「肌色」は児童教育の場ではあまりつかわれなくなっているらしいのである。替わりにどう呼ばれているかというと「うすだいだい」とか「ペールオレンジ」らしい。私の肌は柑橘系か? 南原清隆(52)じゃねーし。ブラマヨ・吉田敬(43)でもねーし。



しかしまあ、ポリティカル・コレクトネス(=political correctness. 政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語〈Wikipedia〉)とかいう以前にいろいろな人種の集まりで「肌色」といってしまっては混乱が生じるのだから仕方がない。



もとい「私達の『おっぱい』」である。叶姉妹の体は「女」がことごとく外部化されているようで、それはつまり欧米人向けということなのであろうけれども、私にはまったくセックス・アピールがない。たぶんそういう方はたくさんいらっしゃるはずだ。女に囲まれて育てば必ずそうなる。



叶姉妹の「おっぱい」がニセモノ、整形手術でつくられたものだということは、おそらく小学生以上の男子ならみな知っている。みな知っているけれどもそれはそれでいい、というか敢えて取沙汰されないのもたぶんそこに理由があるのであろうと思う。叶姉妹は私たちにとって「女」でも「ヒト」でさえもない、抽象化された、いってみればダリの『セックス・アピールの亡霊』みたいなことになっている。



おお、エントリータイトル【絵画のようにお花のように、私達の「おっぱい」を鑑賞くださいませ】とはよくいったものである。



それと同時に、やはり世間一般に美容整形手術の結果というモノに対しての忌避感が薄れ、それほど抵抗なく受け容れられはじめているのも事実であろう。



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【「顎がどんどん伸びてる」!? 『Mステ』AKB48新曲センターメンバーに「この子、誰?」の声】


《—〈略〉—

「『誰?』と騒ぎになったのは、HKT48の中心メンバーです。彼女は最近、『顔が変わった』との指摘が相次いでおり、視聴者も久々に見た彼女が宮脇だとは気付かなかった模様。しかし、宮脇は松井珠理奈と共に新曲のダブルセンターを務めており、今回の世間の反応は、AKB48の行く末が心配になりますね……」(芸能記者)

宮脇といえば、2015年5月の17歳当時に出演した『ミュージックステーション』でも、「顔が変わった」と話題に。ネット上では、「また目が変わった」「涙袋入れすぎ」「まだ17歳なのに……」といった声が相次いだ。

「これまでも、何度か顔の激変ぶりが指摘されてきた宮脇ですが、ここ最近で顎がますます前方に突き出したようにも。さらに、頬のたるみが消え、顔がシャープな逆三角形になった印象です」(同)

—〈略〉—

「放送中の連ドラ『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)で主演を務めている宮脇ですが、昨年発売されたAKB48の10周年記念シングル『君はメロディー』(キングレコード)でも、運営は単独センターに抜擢。彼女に圧し掛かる重圧は相当のものでしょう。コロコロ変わる容姿は、彼女の責任感の強さの表れかもしれません」(同)

—〈略〉—》

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宮脇咲良のたび重なる美容整形手術が「責任感の強さの表れ」と解釈されるのである。つまり仕事上の責任を果たすために美容整形手術で顔貌を変えることはそれほど重大な倫理的問題を含んではいないのである。そういう時代になっている。



うむ。いまなぜか唐突にショーンマクアードル川上、略してショーンK、またの名をホラッチョ川上(49)を思い出した。日本人にあるまじき鼻が、いまやどこへいってもひとつやふたつはある。どこへいっても、は大袈裟か。たとえばどこのキャバクラにもある。アダルトビデオのカタログのなかでは9割方美容整形手術のあとが窺える。もう、オジサン誰が誰だかわからないぃ〜。



サイボーグ化である。これからはヒトのサイボーグ化が速いかAI搭載ロボットの進化が速いか、という状況になっていく。ロボットがヒトと同じように機能し社会にとけ込み行動するにはヒトの側からの歩み寄りもたいせつなのである。



そしてすでに歩み寄っているのであるからロボットに社会を乗っ取られるなどという不安は意味をなさなくなり、ヒトはただ排泄という習慣だけでロボットと識別されるようになる。そうそう、クリケット場の5万人分のトイレはどうするのであろう? うむ。ヒトにはそういうところの改良も必要である。(了)



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