2017年2月28日火曜日

奥さん! 最後のお別れです(byみのもんた)。ふうん……



みのもんた(72)が芸能界を引退しそうだ、するかもしれないというニュースを『週刊実話』と『リアルライブ』が伝えていた(2017年2月26日)。ああ、そうですか、と。それはそれはでございます、と。お疲れさま、スッキリこんでございます、はい。このスッキリさが今回のテーマである。



ふつうでいけばイヤなヤツがいなくなりそうで清々する、と思われるであろうけれどもそうではない。いやそれは確かに少なくとも20%くらいはある。もんただもん。しかしその他の80%くらいはなんにも残らないスッキリさなのである。立つ鳥跡を濁さず。というか、もともと跡がつくほどの人ではないのである。後味がいいも悪いも味がない。御法川法男(みのりかわのりお)、激しかったはずの女遊びでトラブルを起こさなかったのも、たぶんこのなんにも残らないスッキリさのおかげだと思うのである。



実際にはたとえば『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)のアシスタント司会者・高橋佳代子(65)に手を出してみたり、『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS)で局アナ・吉田明世(28)のケツを撫でたり、日本テレビに押し込んでおいた次男が窃盗未遂で逮捕されたり、その謝罪会見で不満タラタラのいいわけをして顰蹙を買ったり、代表取締役社長を務める水道メーター「株式会社ニッコク(旧:日国工業株式会社)」でいくら止めろといわれても談合を繰り返したり、自民党の政治家と仲がよかったり、といろいろあったのである。いやいや自民党の政治家と仲がよくてはいけないといっているわけではありまっしぇん。



しかし文化放送のアナウンサー時代から数えれば芸能界歴、今年でちょうど50年なのである。50年もあれば日清戦争と日露戦争と第1次大戦と満州事変と太平洋戦争が全部できるし、新生児が親子三代にまで繁殖する。まあふつうだったらこのくらいはあるよな、な感じもしてしまうのである。



そもそももんたはすでに半分以上リタイヤの状態であったので引退といわれてもピンとこないのかもしれない。いやしかしピンとくるこないではなくて、思い返して感慨に耽るような記憶がないのである。もんたとの思ひ出どこに。



ああ、たぶんいつももんたは二番煎じ、三番煎じだったのである。ワイドショーの司会者には木島則夫(享年74)だの小川宏(90)だのの大先輩がいたし、『午後は○○おもいッきりテレビ』と入れ替わるようにして終了した午前中の番組、『ルックルックこんにちは』のMCは岸部シロー(67)だったのである。であるから「1週間でもっとも長時間、テレビの生番組に出演する司会者(21時間42分)」でギネス・ワールド・レコーズに認定されました!!(2006年11月)といわれても、だからなに? だったのである。



ああそうか、われわれのよく知るもんたの登場は1989年4月にスタートした『午後は○○おもいッきりテレビ』であるから、そこから数えれば正味は芸能界歴50年のうちの28年、約半分なのである。同じ1989年デビュー組にはドリームズ・カム・トゥルーとかTHE真心ブラザースがいる。筋肉少女帯は1年先輩。坂上忍(49)も中抜けありの芸歴でいえば46年である。



ともかく、遊び人ふう系列の先輩には大橋巨泉がいたし、ガングロ系列の先輩には梅宮辰夫がいた。夜ごと銀座に繰り出しても先輩芸能人の伝説がゴロゴロしている。固く盛り上がった自慢のふくらはぎの前にはタモリの“シシャモ”がいる。なんだかスゴく大事なことを忘れてしまっているような気がするけれども、こんな感じである。しかしMCが小山の大将になって番組のなかでふんぞりかえる悪習をあからさまにしたのだけはもんたが最初であろう。



本格的なキャリアが意外に短かかったこともあり、どういう意味でもジャンルでもテレビ界での先駆者になれなかったことがもんたの引退をスッキリ、キッパリ、これっきりの後味なしにしているのである。あ、どうして引退するらしいといわれているのかのかを忘れていた。失礼な話である。『週刊実話』と『リアルライブ』からご紹介しよう。



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【視聴率不況のあおりを受けたみのもんた芸能界引退説】

《みのもんた(72)が、ついに老い支度を始めたという。かつては、テレビ界を代表する売れっ子MCとして、計8本のレギュラー番組を抱えていたみの。だが、気がつけば地上波レギュラーはラジオ『みのもんたのニッポンdiscover again』(文化放送)と『カミングアウトバラエティ!!秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)、そして1月から始まった『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』(TBS系)の3本のみ。ところが…。


「ラジオは、スポンサーの関係で年内終了が噂されています。また、『結婚したら人生劇変!○○の妻たち』も視聴率不振から、早くて3月、遅くても6月までに打ち切り方向で調整が始まったそうです。しかも、みのにとって屈辱だったのは、『視聴率10%以上を取ったら継続を考える』という条件を提示されたこと。これまでのVIP待遇が、それこそ駆け出し芸人のような扱いを受けています」(芸能事情通)



みのを巡っては、さらなるショッキングな情報も飛び交っている。なんと芸能界引退に向け、粛々と準備を始めているというのだ。


「今回の打ち切り条件を受け、心の糸が切れてしまったようです。併せて体力の限界も感じていた。レギュラー番組の本番中に、みのが眠り込んでしまう場面も多くなった。すでに貯金額は10億円以上。鎌倉の豪邸、都内のマンションなどの不動産を加えると、総資産は100億円を超えると言われている。正直、あくせく働く必要はありません」(芸能プロ関係者)

 

気になるのは、今後の身の振り方。なんと、人材育成に力を注いで行くという。

「鎌倉にアナウンス養成学校を設立し、その校長に収まる予定だそうです。また、みのが他界したあとは、鎌倉の自宅は県に寄贈し、公園にしてもらう計画まで浮上している。公園の隣には、みのの記念館を併設する予定らしい」(芸能関係者)

 

一方で、政界進出にも色気があるというみの。まだまだ枯れてはいないようだ。》

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もんたに育成される人材、もんたの記念館、政治家もんた。どれもこれもピンとこない。想像できない。さすがスッキリ、キッパリ、これっきりのもんたである。もんたいない、もんだいない。もんたいない、もったいない、ことはないもんた。(了)


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