生き馬の目を抜く大東京の、さらに人外魔境の芸能界。ぼっけえきょうてえ、おお、おっとろしい。まずはこれをざっくりご覧いただきたい。『女性自身』(2017年6月6日配信)からの抜粋である。
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【西山茉希 涙の告白!所属事務所に強いられた“奴隷契約13年”】
《「じつは2月から、所属事務所のお給料を1円もいただいていないんです」と本誌取材に涙ながらに明かすのは、西山茉希(31)。
「西山さんに仕事のオファーを出したくても、事務所の電話に誰も出ないんです。所属事務所が、すでに機能していないようですね。池田啓太郎社長が投資した事業で多額の借金を抱えたと聞いています」(広告代理店関係者)
13年に早乙女太一(25)と結婚し、2児の母になった西山。カリスマモデルとして活躍し、テレビにも引っ張りだこだった彼女に何が起きたのか。6月上旬、本誌は彼女を直撃したところ、意を決して真相を語った。
「昨年、2人目の子供を産んだあと、テレビや雑誌の方から『事務所とまったく連絡が取れない』と言われ、自分に直接、仕事の連絡が来るようになりました。それでおかしいと気付いたんです」
最後に仕事をしたのは5月1日のこと。その日を最後に、11年間連れ添ったマネージャーも退社していったという。引退危機に追い込まれている西山。じつはその背後には、所属事務所への長年にわたる“不信”があった。
「事務所が私を拾ってくださったことは事実ですし、本当に恩を感じています。でも、普通だと思っていたことが普通ではなかったとようやくわかったんです。過去に3、4回、社長に『事務所を辞めさせてください』と言ったこともありました。ただ、最初に『辞めたい』と言ったときに、“西山がいっぱいお金を欲しがっている”という噂が流れたんです。さらに“私の親がお金を欲しがっている”という噂まで。ある人に『社長の周りの人から聞いたよ』と言われて、『ああ、あれは言ってはいけないセリフだったんだ』と思いました」
彼女は『CanCam』で一時代を築いたカリスマモデルだが、待遇は驚くべきものだった。
「19歳でデビューして13年間、いただいている月給額はまったく変わっていません。それでも生活できているし“これでやっていこう”という気持ちのほうが強かった。でも去年2人目の子を妊娠し、切迫流産で入院しているときに、突然、社長から『給料を半額にする』と言われました。社長に『今月から減給ということですか?』とメールしたら、『もっと冷静な文章をください』とはぐらかされて。“これ以上は聞くな”ということだと思いました」
西山は、2児の母となって“このままで本当にいいの?”と感じるようになったという。
「将来の結婚や出産で事務所に迷惑をかけるかもしれない。その穴埋めに、いまは我慢のときなんだと思って、ずっと仕事をしてきました。でも、子供ができたらきっちり減給されて。こういうときのために何も言わず一生懸命頑張って来たのにと目が覚めました。2児の母の私が、こんな弱くちゃダメだと。去年の11月に弁護士さんにお願いして、契約解除の書面を事務所に送りました」
池田社長の側も弁護士を立て、何度か相互にやりとりをしたものの、埒が明かなかったという。西山の言い分を、当の池田社長はどう聞くのだろうか。本誌が、彼の携帯に電話をかけると、池田社長本人が電話に出た。
「西山が取材に答えたんですか?どうにでも、好きなように書いてもらって構わないですよ。それがいきなり、週刊誌に出るって……。そういうことなら、僕も徹底的に抗戦すると彼女に伝えてくださいよ。じつは、マネージャーの1人が3,500万円も横領していたんです。警察にも相談しています。広域暴力団も絡む事件で、これがなければ彼女にももっと払えていたかもしれません。時間を取ってくれれば、きちんとすべて説明しますよ。来週号で?構いませんよ」
インタビューの最後で、西山は「とにかくお仕事をさせてほしい」と熱く訴えた。
「やりたいです!やります!(復帰に)どれだけ時間がかかるかわかりませんが……。私なんかに高額なギャラは必要ないですし、求めていただけるなら、素直な気持ちで応えていきたいです。今回のことは、絶対に乗り越えます。ゼロからの再スタートですが、新潟の女ですし、へこたれてられないです」
ためこんできた憤りや苦しみを一気に吐き出した西山は、スッキリとしたいい表情に変わっていた――。》
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この、 西山茉希とトラブルになっている芸能プロダクションは「オフィスエムアンドビー(office M&B)」。“芸能事務所一覧サイト”「THE 芸能事務所」のTOP100はおろかに五十音順の全体リストにも記載がない弱小である。
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でもって、ただいま若干繋がりにくくなっている公式ホームページのトップビジュアルはいまだ西山茉希であり、「WHAT'S NEW」のタイトルリストを覗くと昨年4月5日で追加・更新がストップしている。その過去のタイトルのほとんどが西山茉希関連である。
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さらに「募集情報」のところには堂々と1行、「新人募集:西山茉希に続く新人モデルを随時募集しております。」と書かれているから、つまり西山茉希は「オフィスエムアンドビー」所属の代表的なタレントであり稼ぎ頭でもあったのであろう。
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「オフィスエムアンドビー」、いまごろになって「じつは、マネージャーの1人が3,500万円も横領していたんです。」などという話をもち出してくるあたり、かーなりうさんくさい。ふつうならば西山茉希とトラブルになった時点で伝えてしかるべきで、伝えられていたとすればその話が『女性自身』のインタビューの際に出てこないというのは考えづらい。「もっと冷静な文章をください」ってかあ。オラも今度請求書が回ってきたらそんなふうにいってみてえよう。
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そうか西山茉希、なぜかすっきりブレイクしないなあ、とむかしっからいぶかしく思っていたのであるけれども、ダメなプロダクションに捕まってしまっていたのね。2013年6月に夫・早乙女太一(25)とデキ婚した前後に、“路上で大喧嘩”とかなんとかワケのわからない記事が出回ったのもそういうことだったのね。少なくともマスコミから守るチカラはなかった。付け加えると第2子が誕生したのは2016年4月である。
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6月2日放送の『A-Studio』(TBS)に早乙女太一がゲスト出演したのも、今回の件でいよいよ妻の収入はアテにできないとはっきりしたからなのであろうか。
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それにしてもでござんす。「『〜お給料を1円もいただいていないんです」と本誌取材に涙ながらに明かす』」とか西山茉希、そうとう困窮している気配ではないか。
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ああ、そう。早乙女太一が2代目座長を務めていた「劇団朱雀」は、2015年2月に解散公演を打って幕を閉じているのであった。そりゃお台所たいへんなのかも。ちなみに今年2月にSPEEDの島袋寛子(33)と結婚した早乙女太一の弟・早乙女友貴(21)は兄や「劇団朱雀」とはまた別個に座長公演を行っているようである。
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「やりたいです!やります!(復帰に)どれだけ時間がかかるかわかりませんが……。私なんかに高額なギャラは必要ないですし、求めていただけるなら、素直な気持ちで応えていきたいです。今回のことは、絶対に乗り越えます。ゼロからの再スタートですが、新潟の女ですし、へこたれてられないです」
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読んでいるこちらまで身につまされる。「新潟の女」かあ〜。子どもが獅子舞や曲芸なんかして喜捨を募る大道芸、角兵衛獅子もたしか新潟が発祥じゃったのう。ますます不憫じゃのう。
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「オフィスエムアンドビー」に関する『女性自身』の記事でもうひとつ気になることがある。「引退危機に追い込まれている西山。」という記述や「(復帰に)どれだけ時間がかかるかわかりませんが……。」という本人の言葉である。
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所属するプロダクションと揉めごとを起こすと干されるというのが、やはりニッポン芸能界の常識なのであろうか? 日本の芸能プロダクションというものは、それぞれやっていることはダメダメでもこんなところだけはしっかり手を組んでいるのであろうか? あー恐ろしや恐ろしや。くわばらくわばらである。
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なんだか暗いお話になってしもうのう。なので、少し笑えるダメプロダクションのお話で締めくくろう。例の濱松恵が今年2月まで所属していた「シンフォニア」である。ホームページを見ると「オフィスエムアンドビー」とは違ってかなりの在籍者がいる。しかし知った顔は1人もいない。量産型女子みたいなのばっかり。そしてここも「THE 芸能事務所」に記載はない。
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以下、濱松恵のブログ(2017年5月23日付)からの抜粋である。原文では行間がかなり空いているのだけれども、こちらで詰めさせてもらった。
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—〈略〉—
この1ヶ月、大事な話になると
とにかく連絡をしてこないので
周りの方々が協力してくれたり、
某プロダクションの社長さんが代理人になってくれたり、
とにかくシンフォニアさんに連絡を取って、
早く契約を解除して欲しいと言っていたのに、
そこに関しては【無視。】
ギャラも【未払い】で、
振り込んで下さいと言っても【無視。】
ダラダラと引き延ばされて逃げられてたのに、
夕刊フジさんからの取材には、
あっさりと、
しかも堂々と嘘を答えるって。。
労働基準監督署に訴えますって言っても
無視してたのに(笑)
今回の事実を知っている私の周りは
呆れてるしもう笑っちゃってます。
そんなコメント出して逆に大丈夫ですか??
今までのメールのやり取りや、
マネージャーからきた奇行LINEも出されたら
困るんじゃ。。
自爆したいのかな(笑)
1円のギャラも払わずタダ働きさせて、
生放送中に消えてしまうようなマネージャー付けて、
私の資料持ち逃げしたり、、、
しかも奇行LINEばかり送ってきて、、、
仕事現場の近くで待ち伏せしたり、、、
もう【ホラー】です。。
しかも私の仕事の詳細や、
資料を全て持っていたマネージャーが
実はシンフォニアの社員でも何でもない
都内某所の【牛丼屋さんの店員】だったというコントのような真実。。
まだまだ話せば話すほど
驚く事はいっぱいありますが、、、
あまりのシンフォニアさんの奇行っぷりに、
仕事先の出版社のスタッフさんが心配してタクシー呼んでくれたり
各所の仕事先の方々にご心配とご迷惑をかけた事も含めて、、
これ以上、無視し続けて、
お給料の支払いもなく、
ブック資料も持ち逃げするなら
マネージャー含め私にどんな奇行をしてきたのか、全部話しますし、
メールの異様なやり取りも、
奇行LINEも全部出します。
出来れば、自らのLINE流出はしたくないですが。。。
奇行LINE、全部取っといて良かった。。
牛丼屋さん、怖すぎます。。。
これぞよく聞く「なんちゃら企業」というやつでしょうか。
救いなのは、今は安心出来る方々のサポートや
しっかりとした方がマネジメントをしてくれているのでそこだけが心の救いです
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さすが濱松恵はきっつくてつおいのう。文中でふれられている『夕刊富士山』、おっと間違いた(by荒木経惟)『夕刊フジ』=『zakzak』(2017年2月23日配信)の記述は以下の通り。
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濱松は昨年11月、シンフォニアと契約。シンフォニアは多くのファッションモデルを抱えるモデル事務所だが、濱松は事務所側のマネジメント態勢に不信感を募らせ、契約を解除することにしたのだという。
濱松は「男性マネジャーが1人ついたが、基本的に仕事は私のこれまでの人とのつながりで、私がとってきたもの。しかも、彼から実際には事務所の社員ではなく、牛丼屋でアルバイトをしていると聞かされた。驚くことばかりだった」と明かす。
さらに「契約書で認められているように4月にメールで契約解除を通知したが、何の連絡もない。私の個人的な資料もマネジャーが持っていたがそれも返されない。何よりも契約を結んで以降のギャラが一向に振り込まれない」と怒りは収まらない。
シンフォニア側は本紙の取材に「契約は自動更新だが、濱松さんからの連絡を受けて契約は4月末で終了している」と説明。ギャラの未払いについては「契約内容について詳しくは言えないが、ギャラの取り分などについては契約書に明記しており、濱松さんの了承をもらっていると思う。現在、弊社の代表と濱松さんとの間で話し合いを進めている」としている。
一方、濱松は「契約解除も何らかの連絡があってしかるべき。ギャラの取り分も契約書には書かれておらず、一方的に通知されて、到底納得のできるものではなかった」とも。その上で「このトラブルが解決しないと、安心して次のステップに進むことができない」と話している。
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濱松恵、牛丼屋のバイトがマネージャー。しかしもともとそういう星のもとに、という感じがしないでもない。なんといっても20歳前後でサイパンで結婚したとき、式の翌日に夫があろうことか銀行強盗と殺人事件を起こして逮捕されたという女である。
(*「東スポWeb」2017年4月6日配信【東京03豊本の不倫相手・濱松恵が結婚歴を生告白】)
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生き馬の目を抜く大東京の、さらに人外魔境の芸能界で一人生き抜いていくにはこれくらいでなければならないのかもしれぬ。ほんとうはそれではいけないのだけれども。甘言に乗せられ安易に夢を見て家出なんてしてこないでね。(了)
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