W不倫疑惑渦中の小倉智昭がグチグチグチグチお粗末な釈明をしているときにタイミングよく「このハゲェーーーーーー!!」と勇躍、飛び込んできたのが永田町のピンクモンスターこと豊田真由子(42)である。
*
余談。「このハゲェーーーーーー!!」をさっそくネタにした清水ミチコ(57)の顔は伊集院光(49)と同系統ではないかといまふと思ったのであるけれどもいかがか?
*
もとい、東大法学部卒で元厚生労働省官僚、超エリートといわれる豊田真由子である。しかし同じく東大法学部卒の弁護士・住田裕子(66)によれば決して事務次官にはなれない“準エリート”なのだそうである。つまり政治家に転身することで敗北からの巻き返しを期すというよくあるタイプの人なのである。
*
よくあるタイプ。プロレス界・実業界で先がなくなったアントニオ猪木(74)、お笑い芸人・コアラ(48)との結婚に破れてからはパッとしなかった三原じゅん子(52)、時代に完全に置いていかれたタレント・嶋大輔(53)みたいなものである。あ、嶋大輔は土壇場で公認がもらえずここでも挫折であった。失礼した。
*
政治家、国会議員は日本のヒエラルキーの頂点に位置していて魑魅魍魎、しかも一部を除き、次に落選すればタダの人というきわめて不安定な立場である。
*
若干38歳にして高級官僚の地位を蹴ってそこに飛び込んだ豊田真由子は、であるからきわめて激しい闘争心の持ち主なのである。自分より上位にランクづけされている人間がいることが許せないのであろう。しかも初当選時、どうしたわけか足首を骨折していたのである。格闘技向きである。
*
政治家への転身理由はオモテ向き「(東日本大震災からの)復興が一向に進まない現状から、民主党政権の国家運営の実情に対し強い疑問を抱き、政治の世界に転身する決意をする」(Wikipedia)だったらしいのだけれども、もはや誰もそんなキレイごとは信じないのである。
*
いまに見ていろ政治家になって官僚どもを全員、見下してやるからな、の一心。実際に「厚労省の先輩にも議員になったら怒鳴っていたらしい」というお話もある。(※「ホウドウキョク/Fuji Television Network, Inc. 」2017年6月23日配信【「私も叩かれた」と政府関係者。秘書に暴行…豊田真由子議員の評判】)
*
そしていまもきっと入院先だかどこだかで起死回生のときがくることを信じて牙を研いでいるはずである。女子格闘技界の超新星・KINGレイナ(20)に軽く揉んでみてもらってはいかがであろう? どうしたって男が女に手を上げるわけにはいかないので。
*
それにしてもいったい誰がどうやってここまでキツく豊田真由子のネジを巻き上げたのか? である。もう巻き上げ過ぎて元に戻らなくなっているではないか。環境ホルモンか?
*
結局のところ学歴、成績、キャリアこそが唯一にして最高の価値基準だと思い込んだのが運の尽き、つーことだろうと思うのである。容姿では多少ヒケをとっても親の資産では負けていても、学歴、成績、キャリアで上に立てば、それは完全に“勝利”なのである。バカと一緒にしないでね、なのである。そしてその聳え立つほどのプライドを賭けた闘争のとどの詰まりが政治家なのである。
*
政治は魑魅魍魎の世界であるし選挙になればドブ板の上を這いずり回って一票を乞い願わなければならない。1周回まわってふりだし、の感じもする頂点と底辺が一緒になったような混沌にストレスは募る。
*
戻ろう。子どものころから学歴、成績、キャリアでしか人さまや自分を評価できず、勝ち抜きでよりハイレベルの競争のレールに乗っかるたびにまわりにはまた新たな敵かバカしか見えず、バカの仲間に落ちたくなければ勝つしかない。
*
そしてそうこうしているうちにも競争のレベルとスピードはグングン上がっていく。しかし途中で下りるのは敗北でしかなく、必死でしがみつきつつ、またネジがギリギリギリギリ固〜く巻き上ってしまうのである。
*
それはエリート意識というよりも選民意識といったほうがいいくらいのカビの生えた価値感である。しかしカビは生えているけれども、これがいまだに国の枢軸をなしているのである。国民を衆愚としか見ない政治、行政の結果がいまの日本である。
*
えっと、こうした豊田真由子のネジ巻クロニクルがとてもよくわかる資料を見つけたのでご紹介しておこう。桜蔭中学校・高校、そして東大法学部まで豊田真由子と同期だったという、お友だちの田中絵里緒(42?)という女のfacebookである。6月22日エントリーのそのタイトルは【豊田真由子さんと私の関わり】である。
*
【豊田真由子さんと私の関わり】はなんと8000字を超える長文である。ぜひご自身でご確認いただきたいと。読みすすむうち唇がへの字の曲ってくるけれども面白い。ただし、おそらくすぐに削除されるであろうからお早めに。ごく一部だけご紹介しよう。
*
************************
《 —〈略〉—
豊田真由子さんは、私とは全く対照的。問題を起こして先生からのお説教などは完全NG、親が呼び出されて親に恥をかかせるなどはさらにもってのほか。うちの親など比べ物にならないほど、よっぽど厳しいご家庭で、彼女もその親に正面から背くまでの事は出来なかったのでしょう。先生からの評価はパーフェクトな優等生でした。この点は中高生活を通して全く変わらなかったと思います。
そんな対照的な二人が、なぜか仲良くなったポイントは、「ダサい女でモテない人生を送るのはイヤ」「男の人に愛されたい」という所で気持ちが通じ合ったことでした。
親や学校の締め付けが厳しく、自分はもっと自由にしたい気持ちがある。でも、名門学校をやめたくないし、頭の悪い女の子たちに交じってバカばっかりやるのも納得がいかない。東大には入りたいし、将来成功するコースを進んで社会的にも認められたいけど、イイ女にもなりたいよね、そのためには学校の言う事だけ聞いてダサくしてちゃダメよね、というようなことを、よく話し合いました。
その裏には私たち二人とも、深く刻まれた「寂しさ」「劣等感」があったので、そこの所が互いにピーンと通じ合ったのでしょう。
その寂しさ、劣等感、不安、自分への自信の無さ、といった要素は、どこから来ているのか、というと、幼少期の親からの育てられ方・自尊心の形成の所で、かなり問題があったと思います。
豊田さんも私も、頭もよくて可愛くて健康な体を持っていた。もっと自分に自信をもってドッシリしていても良いはずの存在だったと思いますが、私達は、自信の無さと、寂しさを共有していたのです。
このことを、今子育てや若者の育成をしている皆さんにも、しっかりと知ってほしいし、参考にしてもらいたいのです。
「キレる」「暴力」「暴言」といった要素も、全て「自分への自信の無さで、もがいている人の姿」なのだということ。
その痛みを理解しないで、いくら批判しても何も変わらないということ。
私も、キレる少女だったのですが、母親と取っ組み合いのけんかをしたり、妹と弟に暴力をふるったりということはありました。
キレると人の迷惑だし、嫌われる・・・。頭のいい私達はそんなことは分かり切っています。そんな自分にも嫌気がさしていたからこそ、「男の人にモテたい」「いい成績を取ってホメられたい」という二つの願い、そこは絶対譲れないこだわりでした。
—〈略〉—》
************************
*
「深く刻まれた『寂しさ』『劣等感』」「その寂しさ、劣等感、不安、自分への自信の無さ」の具体的な理由は書かれていないけれども、簡単にいえば競争がキツすぎたということであろう。素直にいえばいいのに。で、八つ当たりしてキレる、と。
*
そして田中絵里緒は
「私はそこから『ストレス解消しないと自分が壊れるから、東大を出て就職もしない、徹底的に自分を甘やかしてストレスの少ない人生を送る』と決めて、逃げました。22歳でニートになったのです。」
と自分の限界を受け容れたのらしい。
*
それにしても8000字を超える長文である。ページトップのビジュアルは、たぶん東大の卒業式なかにかの折りであろう古びた建物の廊下で肩を寄せあうご本人と豊田真由子の振袖姿のツーショットである。
*
そうなのである。このfacebookの記載そのものが豊田真由子に対する田中絵里緒の勝利宣言なのである。三つ子の魂というやつ。
*
ちなみに田中絵里緒は現在バツ2で6人の子どもがいるらしい。ネット上の情報では高校時代に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ)の「勉強して東大に入ろうね会」に参加して現役合格、東大卒業と同時にニートではなく結婚、ただいまは福岡市で「城南ママサポート」の代表取締役、だそうである。「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ・2017年1月16日放送)にもご出演なされたらしい。
*
元に戻そう。若き豊田真由子と田中絵里緒の思考の幅の狭さ、型にはまり具合がよくおわかりいただけたかと思う。唯我独尊、超人幻想、ガリ勉のくせにワケ知り顔したがるイタいヤツ、といろいろないい方はあるけれども、そんなものである。
*
豊田真由子のほうは大学卒業後もあいかわらずギリギリギリギリとネジを巻き上げながら次のレールの上をひた走ろうとしたのである。それは自分の身の丈を超えているのであるからどこかでバースト(Burst)するのはあたりまえである。
*
こんな豊田真由子を見ていて、つい「オス化」という言葉が浮かんだのである。むかしからこうやってぶっ壊れるまで競争させられた男たちはたくさんいたわけであるから。
*
高校時代に同じクラスの男の母親から電話がかかってきてなんとかしてくれといわれ、せっかくの日曜日なのによー、とイヤイヤ出かけて行くと、クラスメイトがその家の1階と2階のあいだの階段を悲痛な顔で延々とただ昇ったり降りたりしていた、ということがあった。授業中に突然窓ガラスに突っ込んだ男もいた。
*
階段の男は母親が1階から2階の勉強部屋にいるそいつに「おやつですよ」と声をかけたらそれきり行きつ戻りつになってしまったのだそうだ。それほどお勉強ができる高校でもなかったのに。早くもそこでバースト。
*
いちおう男女平等なので、女のほうでもぶっ壊れるまでやるヤツが出てもおかしくはない。
*
河村建夫元官房長官(74)の「たまたま彼女が女性だからこうしたことになっているが、あんな男の代議士はいっぱいいる。」というセリフはしかしトンチンカンである。男なら見過ごされるが女なら見過ごされないという話ではない。こんなオトナは男でも女でもいるほうがおかしいのである。そして人さまに対して発してはいけない言葉というものがある。
*
これまで女の「オス化」といわれても社会の傾向としてそういう感じになっているというのかなあ、くらいにしか受け取っていなかったのである。しかしついに豊田真由子という「オス化」の個体サンプルが現れた。男女平等がようやく一部で深く根付いてきたということであろうか。
*
そういえば斎藤工(35)、高橋一生(36)など、俳優が売り出しのタイミングでヌードを披露するようになったのも、女の「オス化」のせいかしら? とも思ったりする。そうなのか? 女も視覚から興奮するものなのか? いやそれは元々ではなくて、そうだからこそこれが「オス化」というものなのか? そんなことよくわからないわよねー。
*
最後のオマケである。豊田真由子の暴言を録音した『週刊新潮』の音源を『日刊スポーツ』が2本の記事に分けてまでていねいに書き起してくれていたのでご紹介したい。バトルロワイアルみたいな人生に押し潰されてしまった人間の悲鳴である。
*
************************
【豊田議員、元秘書に人権無視の車中ネチネチ/暴言1】
《 豊田氏 このハゲェー!!
政策秘書(以下秘書)いや、すいません。(関係者)行っていただくべき、連絡をということで…
豊田氏 ちぃがぁうだろぉー、ちがうだろぉー!
秘書 すいません。運転中で…
豊田氏 ちがうだろぉー。(関係者)から話を聞いて(関係者)に行けって言ったんだよ。
秘書 もうすいません。たたくのはもう
豊田氏 お、お前はどれだけあたしの心をたたいてる!?おまえはどれだけあたしの心たたいてる!?
秘書 その痛みは…
豊田氏 分かってないよっ!
秘書 いや、たたくのはすいません…
豊田氏 おまえはどれだけわたしの心をたたいてる!?たと○△□×○△いたいよ!これ以上私の評判を下げるな!
秘書 はい…
豊田氏 私のこころを傷つけるな!このあと私の支持者を怒らせるな!おまえがたたかれるよりよっぽど痛いよ!たたいていいよ私のことよっぽどその方が楽だよ!たたかれる方がよっぽど楽だよ!たたいていいよ私のこと、だから頼むからぁ!支持者を怒らせるな!
秘書 本当に申し訳…
豊田氏 支持者を怒らせるなぁ!頼むから! おまえは頭がおかしいよ。あたしがいつ(関係者)に行かせろっつった!?おまえが行けぇ! おまえが今から行ってこい!おまえが全部配り終われよぉ?おまえのやつ全部配り終わってこいよ今日中にぃ!行くんだなぁ?
秘書 すいません。明日の…今日中は(関係者)のところに行ってこようと思います。明日は体育館下のところと…
豊田氏 (関係者)のとこ行けっつったんだよ、あたしは!(関係者)に話を聞いて(関係者)に行かせろっつったんだよ、あたしはぁッ!(関係者)に行かせろって誰が言った!?
秘書 すいません…。それも…
豊田氏 ばかかおまえは!?
秘書 はい…。すいません…
豊田氏 はぁ~~?そのきっ○△□…。はぁ~~あ?どーぞあたしもたたいてちょーだい! その代わり私の…私の痛い心をこれ以上痛めつけるの止めてくれ!あたしの支持者をこれ以上怒らせるのぉ止めてくれぇ! たたかれる方がよっぽど楽だよ!
秘書 はい…
豊田氏 よっぽど楽だよその方が!頼むから私の評判を下げるな!頼むから私に恥をかかせるな。おまえが受けてる痛みがなんだぁ!あたしが受けてる痛みがどれだけあるか分かるかこの野郎!!》
【豊田議員ミュージカル調元秘書家族に飛び火/暴言2】
《 豊田氏「そんなつもりじゃなくても~♪ おまえのぉ~♪ 娘をひき殺してそんなつもりはなかったんでスゥ~~~♪って言われてるのと同じぃ~♪」(歌)。「あぁ そーれじゃ、しょうがありませんね、そういうつもりがなかったんならしょうがありませんねぇ」(セリフ調)。 (関係者)の娘が顔がグシャグシャになって頭がグシャグシャ脳みそ飛び出て車でひき殺されても、「そんなつもりはなかったんでスゥ~♪で済むと思ってんなら同じこと言い続けろぉ~♪」(歌)………。 言ってもやらないと思うけど、明日中に全部終わらせろ。あたしの指示は金曜日中に全部終わらせろ。
豊田氏「次は民進に名簿でも売るかなぁ~♪ そんなつもりはなかったんでスゥ~♪ そんなつもりはなかったんでスゥ~♪ でも名簿が勝手にコピーされてぇ♪ なぜか(民進埼玉4区支部長)吉田の事務所に送られちゃったんでスゥ~~♪ そんなつもりはないんでスゥ~♪ そんなつもりはないんでスゥ~♪ 全然、そんなつもりは、ないんでスゥ~♪」「そんなつもりがなかったらぁ~♪ そんなつもりがなかったらいいのぉ~?♪。そんなつもりがなかったらぁ~♪」。お前の娘が交通事故でひき殺されて死んでさぁ、ひくつもりはなかったんですって言われたら腹立たない?
豊田氏 「どれも1つの仕事にもなってないぃ~♪。 案内が来てるんだから~♪ 案内が来てるところは~♪ 当たり前ぇ~♪」。 頭がグチャグチャになってひき殺されてみろっ! 「そんなつもりはありませんでした」って犯人に言われてみろっ! ぶっ殺したくなるだろ? 大差ないよ。》
(※原文ママ。いずれも2017年6月23日配信)
************************
*
これではミソギは選挙で、などという悠長な話にさえなろうものではない。
*
「お、お前はどれだけあたしの心をたたいてる!?おまえはどれだけあたしの心たたいてる!?」
「私のこころを傷つけるな!」
「頼むから私の評判を下げるな!頼むから私に恥をかかせるな。」
*
「わたし(私)」の連打は自尊心の異様な肥大を物語る。私はおまえとは違う、私は選ばれた人間である、私には価値がある、私は勝者である、私を敬え、私を崇めよ。でもそれもこれもみ〜んな、もうむかしのお話になってしまった。豊田真由子、マジヤバいっす。(了)
OCN モバイル ONE データ通信専用SIM 500kbpsコース

CMで話題のコスメやサプリがSALE中☆

【DHC】最大70%OFFのSALE開催中!

0 件のコメント:
コメントを投稿