ライフスタイルプロデューサー・叶姉妹の姉、叶恭子(たぶん53)の姿が見えない。昨夜(2017年6月1日)放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ)も妹、叶美香(たぶん50)の単独出演であったらしい。いったいどうしたのであろう。身体上の不都合でも起こったのであろうか。
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続けてこんな話題もどうかと思うのだけれども、ホラーやスリラーなど人を怖がらせる映画の分類方法をもう少しわかりやすくできないか? ということである。
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サイコ系、モンスター系、オカルト系、という分類もあれば、そのときどきでスプラッター、ゴア、ショッカーといういわれかたをすることもある。しかし私としてはそれが私の繊細なクリスタル細工のような心のどこに効いてくるのかを知りたい。
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シリアルキラーが出てくるのであれ悪霊が出てくるのであれ、その怖さの種類を心理学的に分類できればわかりやすいのではないかと思うのである。そうすれば逆に、怖い話、都市伝説のような怪談話から怪獣映画まですべからくのストーリーづくりにもたいへん役立つであろう。
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また年齢や性別、民族などによる怖さの感覚の違いなども明らかにできるかもしれない。たとえば四谷怪談のようにブスで性格の悪い嫁の顔が腫れあがり髪が抜け、戸板に死体が釘付けになったとして、それだけでは「?」な方々が世界には大勢いらっしゃると思うのである。
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セミの鳴き声を「ツクツクボウシ」と聞くのは日本人だけであるから、たぶん日本人の怖さに対する観念もまたずいぶん特殊なのではないかという気がする。
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で、はじめはユングが提唱した「無意識における力動の作用点」(Wikipedia)、元型(アーキタイプ)になぞらえて分類していけばどうじゃろ? と思ったのである。自我、影、アニムス、アニマ、太母(グランドマザー)、老賢者などである。
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ユングは夢を分析してどうしても日常との関わりあいが見いだせないものを抽出し、すべての人間に共通するイメージとしてこのように分類したのである。「エルム街の悪夢」(ウェス・クレイブン監督/1984)のフレディ・クルーガーはさしずめ「影」であろう。というか、怖さの分類には適しているような気がするではないか。なんとなく。
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しかしわかりづらい。 太母型の恐怖といわれてもねえ、である。それにあまり利口ではない私が取り扱うには少し難しすぎる。ほかになにかないのであろうか?
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はいあります。ご存じアブラハム・マズローの「欲求の段階」である。以下はなんでも知っているWikipediaの解説である。
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欲求段階説(よっきゅうだんかいせつ、英: Maslow's hierarchy of needs)とは、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。
これは、マズローの欲求段階、自己実現理論とも称される。
ピラミッド状の階層を成し、マズローが提唱した人間の基本的欲求を、高次の欲求(上)から並べる。
◆ A. 自己実現の欲求 (Self-actualization)
◆ B. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
◆ C. 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
◆ D. 安全の欲求 (Safety needs)
◆ E. 生理的欲求 (Physiological needs) ※生きるための本能的な欲求
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であるからAからEに向かうにつれて流される血の量は増え、ひたすら生理に訴えかけるものになる。スプラッターみたいなヤツ。対してEからAに向かうにつれて怖さは社会性を帯び知的になる。たとえば失脚、破産などである。スリラー、サスペンスなどがここに入る。
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うむ。なかなかいい調子である。けれども問題がある。ホラーなどに出てくる主人公たちはまあ間違いなくほぼ全員、生き延びるため、身の安全を確保するためにハッチャキに闘うのである。単純に振り分けていけば DとEばかりになってしまう。しかし恐い話に限らず映画やドラマ全般を対象にするならこれでも十分に役立つ。
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で、恐い話をより詳しく分類するために、この5段階のピラミッドの脇に、さらに「主人公の成長」(g)と「サブストーリー」(s)という2つのサブ階層ピラミッドを設定するのである。これも5段階がよろし。いずれも1から5にいくに従ってより高次、あるいはストーリー上重要な展開を見せているというわけである。
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であるから、もうただひたすら殺しまくる死にまくる映画はE・g1・s1ということになる。劇中に主人公の恋愛話が盛り込まれてくると、たとえばDE・g2・s3な感じである。
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四谷怪談はD・g1・s4くらいであろうか。うむ。これを私はいまここに「マキノ式怖い映画分類法」と名付けることにする。日本植物学の父、近代植物分類学の権威、牧野富太郎(享年94)と、日本映画の父、牧野省三(享年50)の名前を戴いたものである。あなたも映画やドラマなどを整理するときにぜひご活用いただきたい。私は整理しないのでつかわない。
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ではまた。これにて失敬!!(了)
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